約1ヶ月も経っての報告ですが、WF2023Wにディーラーとして参加予定でしたが不参加でした。
シリコン型まで作り終わって「さぁ量産だ」となったものの全く抜けずで。
前日の朝方まで夜なべしてどうにか最低限の義務(サンプル等の提出)だけでも…と頑張ってはみたものの、
あれこれ手は尽くせど結果は出ずで、あぁもうダメだーと敗北宣言。
一言で言えば落としました。
行くだけ行く事も考えたけどディーラーパスで入場して何も販売する物が無いんじゃダミーディーラーとやってる事変わらなくなっちゃうし、
版権物落としてる時点でもっとダメだと思うし、販売する側での参加をずっと準備してきたのにしくじって最低限の義務も果たせないでイベント楽しめるかって話で。
何がどうダメだったのかと言うと、今回から真空注型しようと機材を導入したんだけど、全く上手く行かずで。
真空ポンプと真空槽があれば簡単しょって余裕かました結果、一つもちゃんと抜けず。
なんとかサンプル分だけでも…とあがいてみたものの、今回作った型ではどうしても気泡が抜けず。
真空注型をすれば気泡はポンプが簡単に抜いてくれるもんだと思ってたけど、全然そんな事ない。
パーツの形状によっては普通にアンダーゲート方式で常圧注型した方が簡単で綺麗だったりもした。
確かに空気はちゃんと抜ける。
抜けてるけど抜け切らない。
ゲートに溜まるなら全然良いけど、パーツのそこに溜まるん!?てとこに溜まったり、
レジンが足りない訳でもないのに中空パーツみたいにスカスカになっちゃったりして、全然まともに抜けない。
この辺は真空引きの塩梅やそれに合わせたパーツ配置が出来てないからこうなっちゃうんだろなぁと思うけど、
前日でシリコン型そのものをどうこう出来る訳もなく。
アンダーゲートで作ってたんで、常圧で無理矢理押し込んでやろうかとあがいてもみたけど、
真空引きするんだから多少適当でもいけるよねーとか実績も無いのに適当な配置にしたもんだから常圧じゃ半分も流れず。
ゲート増やしまくってみたり色々やってはみたけどどうにもならずでタイムアップだな…と。
後になって理解したけど、そもそも真空注型用の型という物を全く分かってない型作りをしてしまった様で。
かと言って常圧でも抜ける訳じゃない型とかゴミでしかなく。
WF参加2回目にして丸々落とすという失態をおかす結果となってしまい、もう何やってんのお前って感じで。
もうダメだーと判断した時点で実行委員会に連絡して、マニュアルの記載通り次回は参加不可という事で、
全部自分の所為なんだけど"あああああああ"って感じ。
で、その後事務局からサンプルは提出してねってメール貰ってせっせとシリコン型から作り直して、
先日やっと提出物が全部揃ったので発送して、お返事貰ってこれにてやっとやーっと終了でございます。
まぁ作り直してて思ったけど、仮にシリコン型をどうにか出来て前日の段階で量産出来てたとしても、
完成品写真3種、完成品1種の納品が間に合ったかと言えばまぁ無理だったろなって思うんで、
今回で自分の作業量の限界や見積もりの甘さを良く知れたと言う事で、全ては勉強代な感じで。
まぁまぁ真空注型も出来る様に理解出来たしな。
とは言えわざわざブースにまで来てくれて方もいらっしゃった様ですし、
事務局の方々にも不参加でサンプル未提出でとあれこれご迷惑をおかけしてしまい申し訳ありませんでした。
次回の2023Sはペナルティで参加出来ず、次々回の2024Wからまた参加出来るよって事なので、
全体的に余裕を持った工程管理の上、よく考えて参加を検討したいと思う次第です。