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プラモは積むものver3

買っては積んでそびえ立つバベル。少しでも崩すのだ!!

3Dプリンターでバネを作ってみた。

一般的にバネ(スプリング)と言って想像されるであろう円形の押しバネ,引きバネはそれなりに市販されている。
が、やはり規格品なのでどんなサイズも自由に選べる訳ではない。
更に特殊なのであろう銃器のマガジンに使われている様な角型の押しバネなんかはエアガンやモデルガンのパーツを流用するしかない。
それ以外となるともう個人向けに少数生産してくれるとこに外注するor自作しかない。

現状何かを作るのに自由に自分で形状やサイズを決められるバネを作れる様にならない理由が有る訳じゃないんだが、
その必要が出来てからあれこれ検証や試作を重ねるのもなっていうのと、
次回WFに出ない事で製作時間や設備が空いたのでいざ製作。

円形のバネはfusion360なんかだと基本図形で存在してて数クリックで簡単に出来るので、
銃器のマガジンなんかに使われている角型のものを3Dモデリングする事からlet's TRY。

で、3Dデータ完成↓

どうやって巻くんだ?とちょっと考えたが、結局は欲しいサイズの直方体を作り、
その直方体の4面にスケッチを追加したものをガイドとして、欲しい線径をソリッドスイープ。

で、出力↓

ABS製,線径3mmで1巻の間隔が20mm。
まぁバネとしては機能しているし、手悪戯の如くポヨンポヨンさせてても壊れる事も今のところない。
が、まぁ当然ちゃ当然だけど柔らかい。
線径も3mmも有るので完全に圧縮した状態での高さもこのモデルで15mmも有る。
ピアノ線等で作れば線径1mmでももっと強く、その場合は完全圧縮時には5mmまで高さを低く出来るんだろうなと思うと、
3Dプリンターのみで完結出来るとはいえ使い道があるのだろうか…とは思う。

単純に金属線のバネと同じ様な構造では作れるけど弱い物しか作れない。
当然ちゃ当然な結果だろうがまぁなんでもやってみなけりゃさって事で。



実は当初は3Dプリンターで金属線を巻きつけるゲージを作って、そこに金属線を巻いていけば綺麗なバネが作れるんじゃね?と思ったのが事の始まりである。
前述の3Dモデリング時にスイープしたソリッドを直方体から引けばゲージは出来る訳で。
が、これそのまま出力したら実はバネになるんじゃね?と思ってやってみたのがコレである。
まぁバネにはなったけど…って感じで。
手元にステンレス線が無いので当初の実験はまたいつか。
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